まずは申し込んでしまう|大半の方はITパスポート試験を、就職活動や昇給などの外的な動機で受験します。一方で、ITパスポート試験の用語を純粋な知的欲求から学びたい!という内的な動機で受験する人は稀です。外的な動機だと、どうしても自ら進んで勉強するのが大変です。だから、強制力が必要なのです。受験には7,500円が必要ですから、これを無駄にしたくない!という気持ちが、勉強を後押ししてくれるでしょう。動画で勉強する|では、どうやって勉強するのがベストかというと、動画です。先ほど話したように、受験者のほとんどが外的な動機で受験しますから、勉強しようにもなかなかやる気がでないでしょう。でも、動画だったら自ら文字を読み進めることなく、受け身で勉強できるので、モチベーションが上がらない方に向いています。テキスト派は「ITパスポート絶対合格の教科書」を使う|それでも、テキストの方が学習しやすいという方もいるでしょう。その場合は、私の本、「ITパスポート絶対合格の教科書」をお勧めします。 手前味噌になりますが、是非本屋さんで1ページだけでいいですから、他の参考書と読み比べてください。私の本が一番わかりやすいと思うはずです。 ITパスポート試験を作成している人を除けば、私が日本で一番ITパスポート試験について詳しい、という自信があります。CBT擬似体験ソフトウェアを使おう|ITパスポート試験の公式サイトには、CBT擬似体験ソフトウェアが用意されています。Windowsでしか利用できませんが、本番のコンピュータの操作方法を体験できるのでおすすめです。試験が初めての方は、試験当日、コンピュータの操作方法に慣れるのに時間を使ってしまうことがあります。これは勿体無いですよね。また、CBTには「後で見直す」という機能があります。この機能は、自信のない問題にはチェックを入れることでピンマークが付く機能です。後でこのピンマークを見ることで、どの問題をスキップしたのかがわかります。この機能の使い方を事前に知っておくことで、本番当日にスムーズに受験することができます。過去問題と同じ問題が出題される|過去問題をたくさん解きましょう。これも他の資格試験と同じですね。ITパスポート試験は最近になって、過去問題と同じ問題が出題されるようになってきました。ですから、過去問題を解いておけば、同じ問題が試験で出題されることがあるので有利です。CBT試験は、受験者ごとに異なる問題を出題するため、ストックとなる問題を何千と用意しておかなければなりません。しかも、その中から年に200問は公表、つまり棚卸ししなければならないということで、なかなか試験作成者も問題作りが大変です。ですから、ITパスポート試験の主催者としても、問題の準備が追いつかないという事情があるのです。ですから、試験には、過去問題と同じか、もしくは似た問題が出題されると考えてください。古い問題は出題されない|過去問題を解く時にはできるだけ直近の試験回から手をつけましょう。これは、技術的に衰退した用語は試験で出題されない可能性が高いからです。例えば、ハードディスクドライブなどです。現在はパソコンの補助記憶装置としてはSSD、ソリッドステートドライブの方が主流です。昔はハードディスクドライブに関する知識も問われましたが、最近は出題が減っています。ですから新しい試験回を解くことを優先させましょう。過去5回分ほど解けば合格ラインを超えます。興味のある分野から手を付ける|過去問題で手を付ける分野ですが、みなさんが興味のある分野から手をつけることをおすすめします。分野としてはセキュリティ分野が圧倒的に出題率が高いです。でも、ITパスポートの最大の敵は、セキュリティ分野の問題ではなく、みなさんのやる気です。みなさんのやる気を保てるかが最優先事項です。受験勉強は大半の人にとって面倒な作業です。できれば勉強せずに遊びたいですよね。ですから、いきなり難しい分野に取り組むのではなく、自分の興味のある分野からはじめて助走をつけましょう。私のチャンネルや本では頻出の用語しか解説していませんので、みなさんはどの分野が頻出なのかをご自身で調べる必要はありません。安心して勉強に集中してください。